ハヤシ海運グループ進化論
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のか不安もありましたが、私たちの「安全」という強みのおかげで、そうした心配も杞憂に終わっていると思います。和歌山支店で連続無災害450万時間、SOKKは500万時間の連続無休業災害を達成しており、また、川崎支店は10年間連続無災害記録を2021年6月に達成する見込みとなっています。このようなことから、ENEOSグループ様からは「ハヤシ海運に仕事を任せたら安心・安全」という話を聞きますので、認めていただいていると感じています。福島 私は係長という立場なので本来なら現場作業から離れるところなのですが、後輩たちの負担をできる限り減らすために現場のサポートも行っています。毎日時間が足りないくらい忙しくさせていただいているのですが、細やかなフォローが無事故無災害につながっているのかなと自負しています。土屋 川崎支店は2021年6月に10年間連続無災害となりますが、過去の事故記録を見ると、普段の慣れた作業の中で事故が起きていると感じました。そのため、日ごろから社員同士で普段の作業の中にある危険を指摘し合う活動を行っています。それ以外としては、2018年に導入された「港湾工程管理システム」は、無事故無災害といった安全性の向上に大きな役割を果たしていると感じています。松坂 安全への意識は危険を探すことからはじまると思うので、皆さんにもぜひ心がけていただけたらと思います。ENEOS様からも高い評価をいただいている安全への実績はハヤシ海運の宝なので、これからも高い意識を持って関わっていきたいです。社長 厳しい自然環境の中でも安全作業をしっかりやっていただき本当に感謝しています。まさに皆さん一人ひとりの努力の賜物と感じています。これからも業界初の「港湾工程管理システム」を強みとして生かし、現場作業の安全性、確実性の向上に努めることをお願いします。会社としても、今後「港湾工程管理システム」のバージョンアップをはじめ、できる限りの支援をしていきますので、要望があれば積極的に意見を聞かせてください。企業は「人が財産」だからこそ社内外の教育システムを積極的に活用喜多 人材育成のための教育というのは、業績アップにもつながる大切なものだと思っています。大阪での外部講習を行った際、和歌山の人にとっては「研修で大阪まで出かける」ということ自体ハードルが高かったようです。しかし、実際に行ってみると「よかった」という声が多く、講習を受けたことが自信につながったようでした。コロナの影響などで環境が変化していく中、時代の流れに乗り遅れないように、これまで以上に先を予測した教育を行うことが重要だと考えています。加藤 SOKKではどのような人材育成や教育が行われているのですか?福島 年間で教育スケジュールが決められていて、それを確実に実施しているところです。数年に一度定期的に行っているリフレッシュ教育や、入社したばかりの方を対象にした教育もあります。細かなところまで教育するので、高い知識が身につく。そのおかげで新人の育成スピードが早いと思います。海務2課と内航Gで鍛えられた後、現在は管理課でさらに頼もしく成長中。ハヤシ海運 和歌山支店業務部 管理課松坂 計弥出産を機に一度は退職したものの、会社からの呼びかけにより再びハヤシ海運へ。ハヤシ海運 和歌山支店総務部喜多 伊津美09ハヤシ海運グループ進化論  社長 × グループ会社 社員座談会

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