ハヤシ海運グループ進化論
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エネルギー業界を支え、広く社会に貢献できる企業を目指す前身となる酒井海運株式会社を、先代が東亜燃料工業(現 ENEOS)株式会社和歌山工場内で創業したのは1951年3月のことです。設立当初は、たった5名で内・外航船の船舶代理店業務や綱取り放しなど海上荷役作業の仕事をしていました。私は大学を卒業してすぐ酒井海運に入社しましたが、その後、会社は現在の社名であるハヤシ海運となり、長い年月をかけてこのような規模にまで成長しました。それは私に優れた能力があったからではなく、お世話になった多くの方々、従業員の皆さんに助けられたからこそここまでくることができたと思っています。このことを常に思い感謝しながら、これから先ハヤシ海運が80周年、そして100周年を迎えても、自分たちが誰かに助けられているのだということを決して忘れてはなりません。たとえ世の中がどのように変化したとしても、企業にとっての財産が人であることは永遠に変わらない事実なのです。だからこそ私は、常に感謝の気持ちを忘れず、人とのつながりと縁を大事にしていけば、企業は続いていくものであると考えています。また、地域の防災活動に協力できればとの思いから、海上保安協会の和歌山下津支部長を務めています。企業としてのさまざまな活動を通して地元を支えていくことも、私たちの使命なのです。従業員の皆さんとは深いご縁があり、支えられてここまできました。人がいて、そして企業がある。たくさんの方々に支えていただきながら、社長を中心に今後10年、20年、30年と会社を盛り上げてもらいたいと思っています。「人との縁」を大事にすれば企業は必ず続いていく代表取締役会長林 典夫株式会社ハヤシ海運70周年記念 会長 × 社長メッセージ

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